楽器特集 |
今回は小さなオーケストラと言われるクラシックギターについて特集いたします。
弾いてみたいと思っている人は是非まじめに読んでみてください。
歴史 | 簡単な歴史 |
楽器の話 | 楽器作り、構造、弦 |
奏法 | 小さなオーケストラと言われる意味 |
将来 | クラシックギターの将来は |
歴史
起源とか発展過程はあまりにも古く、紀元前にも遡ります。単純に木や石の胴体に木の皮や、動物の繊維を
張ったものから始まったと言われています。
その間現在まで様々な発展を遂げ、現在の形に落ち着いたようです。しかし、古代から基本的な部分(胴体に
弦を張って音を鳴らす)はまったく変わっておらず、楽器としては非常に原始的な奏法で現在も行われています。
それゆえに人工的に作られていない音が現代人にも受け入れられている原因ではないでしょうか。
19世紀のギター 現代のギター
楽器の話
木が命
ギターの命はなんと言っても木です。
十分乾燥された木が良い音を狂わせずに出すことが出来ます。
ギター製作家は10〜50年も乾燥された良い木を選ぶことから始まります。
スペインの代々の製作家の家では何代にもわたって木を乾かし製作をしています。
材質
表面版 | 松(SUPRUCE) 杉(CEDER) |
側面、背面版 | ハカランダ ロ-ズウッド |
基本的には良い材質であれば個人の好みで選ばれている。
楽器屋に行くと 松 ハカランダと書いてありますが、これは上記の材質をあらわしています。
でも選ぶ基準はやはり専門家に見てもらい、自分でひいてみるのが良いでしょう。なぜなら同じ松 ハカランダでも
素人目には十分乾燥したものかどうか?また、良い材質かを見分けるのは大変難しいからです。
弦の話
現代のギター弦は、1〜3弦がナイロン弦、4〜6弦がスチールで巻いたものから出来ています。
弦もまた、好みで、いろいろな種類が出てますので自分にあった弦を選択するのがベストです。
当ホームページ ショッピングでも弦を扱っていますが、メジャーな物がのっていますので
ご参考までに見てください。
http://www.exnet-music.co.jp/cgi-bin/music/pgm2/hws_s01list.cgi?category=GC
ハナバッハ | プロアルテ | オーガスチン |
奏法
小さなオーケストラ?
よく言われている言葉ですが、何故でしょう。
冒頭で記したように原始的な楽器なので、楽器全体で音を表現できます。
たとえば、太鼓のような音を出したければ、胴の部分を叩けば、小太鼓のような音が出ます。
叩く場所で音の高低も出せるので 打楽器的な要素もあります。
また、その他に様々な奏法があるので一例をあげてみます。
奏法 | 音 |
オクターブ ハーモニックス | 1オクターブ高い音で 繊細で可憐な音 |
タンボーラ | 弦を右手の親指の腹で叩く奏法で太鼓の音のように聞こえる |
ラスギャード | 右手でかき鳴らす奏法。フラメンコに多い。 |
また、爪を使った奏法と使わない奏法(指頭奏法)があり、現代ではほとんどが爪を使った奏法になっています。
音の出し方も太くて柔らかい音、硬い音、繊細な音等、弾く弦の位置で変わってきます。
詳しい奏法はまた、別の機会にお話します。
将来
私も演奏をしていますが、どうもクラシックギターはマイナーな楽器に思われがちです。
しかし、手軽さから現在では愛好家も増え、人口は一番多いと聞いています。
何故、マイナーなのでしょうか?
それは教育体制が日本ではまだまだ出来上がっていないところにあると思います。
ピアノ、バイオリンは幼児から教育メソットが完成されており、教育課程の最後には音大の正式科目になっています。
ギターはと言うと、幼児教育の体制がまだまだで、始めた人は独習ですぐにあきらめてしまう。
正式に習いに行くのも面倒くさいし、と言うパターンで結局は触らなくなってしまう人が多いと思います。
そこでKANちゃんの登場です。
僕はギターを最近習い始めたよ。
すごいね!それで上達具合はどう?
上達は早いと思うよ。だって自分で独習してたらたぶん2〜3年は遠回りするね。
また、楽譜の読み方、テンポ、曲の作り方はやっぱり習わないと無理だよね。
ギターって楽譜の読み方も習うの?
あたりまえだよ!クラシックなんだから楽譜が読めなきゃ弾けないよ。
でも親切に教えてくれるから大丈夫だよ。
そうだね。クラシックだよね。
それだったら女の子でも弾けるでしょ。
そう、最近では女性が多いね。
家とかマンションでもそんなに音が大きくないので練習できるし、
また、ギターは音が本当にいいよね。
私も習いに行こうかな。どっかいい教室教えてよ。
お〜 一緒に習おうよ。
クラシックギターの発展の為にお互いがんばろう!!!
(やばい!向こうの方が上達早そう.....)
終わり